台湾に行ってきた
台湾(台北)に2泊3日で行ってきた.
主に鉄道と食べ物の旅でした.
前準備
物心付いてから海外旅行は初で,しかも一人旅なので,いろいろ調べて準備を整えた(パスポートケースとかあまり使わなかったが).
中国語もちょっとは話せないとと思い,数字を覚えようとしたものの,旅行では結局使わず. ほとんど「謝謝」しか言わなかった.コンビニとか店で買い物したときにとても便利.
あとは,困ったときは人に聞かずにスマホで調べたので,言葉の面では困らなかった.
1日目
かねてから興味があった京成のスカイライナーで成田まで行った. 成田スカイアクセス線内に入るとモーター音が変わり,160km運転してるんだーという感じがして楽しい. 上野からあっという間に成田に着いた.
今回使ったpeach(というかLCC)はチェックインとか締切が早くて,結局時間がかかると理解した. 同じ人が何役もやってコストカットしているのだな.
桃園空港到着.標識が中国語となり,異国感. 不安が生じるが,入国審査は無事にパス. 悠遊カード(Easy Card)をなんとか買い(よくわからんまま駅員のおばさんに買わされた),MRTで台北へ.
台北駅が予想以上に複雑で,とりあえず地上に出てGoogleMap見ればなんとかなると,と思ったが,わからん.
地上に出た瞬間,バイクの騒音にびびった.噂に聞いていたが,バイクめっちゃ多い.
airbnbで取った宿の場所がわからず結構迷った.GoogleMapとホストから貰ったマップでなんとかたどり着く.
ホストからの説明.英語は流暢でありがたい.というか私のリスニング力&理解力が足りない. ともあれ最低限のことは理解.これ,言葉が通じるのは最低限のホストを選ぶ基準だね.(当然)
夜市に行った.モバイルwifiルータを持っていくのを忘れたので,ほどほどにして戻る.焼き鳥買った.うまい.
あとはコンビニでおにぎりか何かを買った気がする.おにぎりの具の風味付け好き.
ファミマとセブンイレブンがある.安心感.レジのおじさんが値段を日本語で言ってくれたり,丁寧に説明をしてくれてありがたかった.(ずっといたけどシフトどうなってるんだろう...店長だろうか) 台湾の店員は日本の感覚からするとあんまり愛想がいいって感じでないけど,真面目だ.お金をちょろまかしたりしないし.
宿は1人だけなので気楽に寝る.
2日目
朝起きて,コンビニで朝ゴハンを買ってきてほどほどに食べて出発.
台北駅から東に向かう電車に飛び乗る.各駅停車なので,どこかで抜かれそうだが,よくわからない.路線の分岐もあるし. 途中で降りて自強号に乗換え.空港MRTの急行もそうだったが,こっちの優等電車は機関車方式(プッシュプルというのだね)が常識なのか?なぜだろう... 客席の騒音を押さえるためか.
ところで,Googleの地図に台鉄の路線が記載されていない(駅しか見えない)ので鉄オタにはちょっと不便.
猴硐 (Houtong)
通称猫村.猫で有名な場所.
山の斜面沿いの住宅地に猫がたくさんいる.警戒心も少ない.猫撮り放題で良い.
着いたのが9時前だったので店とかもなにも空いておらず,すこし歩いた後,早々にして移動.
十分方面の列車が1時間に1本くらいなので,時刻表を確認しつつ平渓 (Pingxi) 線直通列車に乗る. 平渓線は非電化なのでディーゼル車.
十分 (Shifen)
山の中をのんびり走って着いた,わりと有名な観光地,十分.
9時過ぎというのに,観光客はそれなりにいる. 滝まで行って,途中で食べ物を買食いしたりした. 滝から駅までの帰りにしつこくタクシーに乗れと追い回された.
駅周辺はお店が密集していて,灯籠上げでは線路に自由に入ったりしていていた. 灯籠上げって,なんかビニールみたいなのでできている灯籠を上げているけど,それゴミになってるよな.
ホームに入ってきた菁桐行きの列車は日本のラッシュのごとき満員になっていてびびった. しかし,客の8割くらいは十分で降りたので,席も余裕がある状態で列車に乗った.
平渓 (Pingxi)
路線名になっている平渓.駅前には老街(というか観光客向けの商店街)が広がる.
食べ物とかは十分でだいぶ見たのでチラ見して,そのまま平渓線の次の駅であり終着駅の菁桐 (Jingtong) まで歩く.
途中でロードバイクの大きなイベントみたいのがあって (なんとかLibraryの前の広場に集まっていた) , 道沿いでもちょくちょくロードバイクが通過していって,台湾ではロードバイク結構人気なんだと思った.
台北市内は御免だが,確かにここらへんの道は楽しそう.
菁桐 (Jingtong)
普通に車道沿いをしばらく歩いて菁桐に到着.元炭鉱の町.
炭鉱トロッコの廃線跡とか見ていた.マングローブで生い茂られているのが台湾らしい. 森の中はやはりいい.
商店街に戻り,レストランで食事とか,買い食いとか.名物の雞捲というのがうまかった. レストランから終点の先の線路に自由に出れるようになっていた.日本語のメニューとか観光客向けの案内もあって,日本人もある程度来ている模様.日本統治時代の建造物もあるからかな.
けっこう長居した後,バスに乗って,台北方面へ戻る. 優先席に座っていたらおばさんになんか大声で言われたので立ったら直後の停留所(深坑, Shenkeng)でめっちゃ人が乗ってきた.
木柵 (Muzha)
バスの終点MRTの木柵駅まで乗った.
そこから時間もあるので暗くなる前にYouBikeに乗ろうとしたら,会員登録に台湾の電話番号が必要というのがわかり,仕方ないのでクレジットカードで面倒な手続きを行う.
なんとか借りられて自転車に乗った.川沿いのサイクリングロードはかなり走りやすい.
橋を渡った先の広場で買った屋台のものなど食べる.お坊さんらしき人が近くに数人いて何か話していた.割と台湾は宗教が盛んな印象を受ける(日本よりは).
暗くなる前に出発し,また自転車に乗ってサイクリングロードを北西方面へ.
しばらく行って市街地が近くなると人が増えてきた.観光客かわからないが,結構な割合の人がYouBikeや駅のレンタサイクル(子供用自転車)らしきものに乗っている. 利用料金からして利益は出ないだろうけど,レンタサイクルは交通戦略としてはそれなりに有効なのかな. 途中の花畑がキレイだった.12月というのに赤や黄色の花が一面に咲いていた.
だんだん薄暗くなってくると自動で自転車の前後のライトが点灯して有能.
龍山寺 (Longshan Temple)
Google Mapでやたらレビュー数が多い(2万5千くらいあった)龍山寺に行ってみた.
一歩町中に入ると,車道はバイクだらけ&路上駐車&運転荒い&右側通行で慣れないし,歩道も狭かったりバイクが駐輪されていたりで,まともに自転車で走れない. なのでYouBikeを返却することにしたが,夜市に迷い込んで苦労した.
そうこうしているうちにすっかり暗くなったが,なんとか龍山寺に到着.
建物はすごいきらびやかで派手.参拝客はすごい人数.仏教とかいろいろ混ざった台湾の民間信仰のお寺らしい. 来ている人を見ると,線香みたいなものを両手で持って手を合わせて礼をしているようだ.日本では見たことないやり方. あと,お寺の中のテーブルにお菓子の袋(ボテチとかクッキー)が大量に置かれていて,謎だった.
いろいろと謎なものを見れて,台湾っぽい建物も見れた気がするので満足して,MRTで台北駅まで戻る.
台北駅 地下街
お土産ないかなとウロウロしつつ,台北駅の巨大さを改めて実感した. 完全に一つの街になっている. 地下街だと日本でもあるチェーン店とかけっこう多い.
面白かったのが本屋. もちろん中国語は全然わからないが,日本でも人気がある本がけっこうローカライズされている気がする. ラノベとか漫画も普通にあった. 表紙の眺めているだけでも楽しんだ. 本屋の規模の割に英語の本の量が多い気がした.
夕飯
宿に戻って他の宿泊客と一緒の部屋でご飯を食べるのも気疲れしそうだし,夜市に行くのも疲れたし,レストラン探すのも面倒なので,コンビニで1人飯を食べることに.
ファミマにイートインがあったので,そこで食べた.
よくわからない麺類を買って,温めお願いしますってなんて言えばいいんだ,とか思っていたら,勝手にレンジに入れてもらえた. Takeout?と聞かれたので,イートイン席を指差して答えた.
謎の麺はうまかった.
一度宿に戻ってみると,結局自分一人だけのようだった.
中山 (Zhongshan)
お土産を探しに宿の近くの中山に行った.
目的の店は結局思っていたようなお土産屋では無かった(土産物屋というより雑貨屋だった)が,新光三越あたりの街とかを見物してきた. 真新しくておしゃれな感じ.
寝る
まだ9時くらいだったが,特にやることがないので寝た.
3日目
朝,朝飯食べた後、少し時間があったので,宿の周辺を散歩することにした.
野良犬が十分でもいたが,台北市内にも公園とかにけっこういる.近づいたら警戒されたので退散.
朝早くからバイクやバスが走っている.
7時くらいにチェックアウトして桃園空港に向かう.
桃園空港
空港では時間があったのでお粥みたいのを食べた.
お土産物屋があるか気になっていたが,そこらじゅうに旅行客向けのお店があった. なんなら自販機でも売っていた.すごい.
モバイルバッテリーを預け入れ荷物に入れて引っかかったが,それ以外は大きなトラブルなく出国.
出国後エリアの店もけっこうな数がある.ただ割高な気がするので,先に買ったほうがよかったか.
飛行機は30分遅れで出発.成田には3時間弱くらいで着いた.
満席のはずなのになぜか3列シートの横2席が空席になっていたので,窓際に行って景色を堪能した.
成田
成田から家までどうしようかと思案していたが,到着した第3ターミナルを出てすぐのバス停に東京駅行きの1000円のバスが止まっていたのでそのまま飛び乗った.ICカードでも乗れてチケット不要なのは便利. 路線バスみたいに現金払いでも乗れる.
乗った後,渋滞を懸念したが,定刻に東京駅に着いた. その後は帰宅ラッシュに疲れつつ無事に家に着いた.
帰宅後,荷解きはほどほどにして,寝る. 前日の夜くらいから喉が痛くて風邪かな〜と思い,よく寝たかったが,寝苦しくて夜中に度々起きる.
旅行翌日
この日から仕事の予定だったが,体が火照るし頭痛するし身体だるいし気持ち悪いし食欲ない.
これはインフルエンザかと思い,とりあえず会社は休んで病院に行ってみた.しかし病院で熱を測ったらなぜか平熱.
熱は無いからインフルじゃなさそうだし,なにかの検査した結果も陰性ということで,お腹の調子悪い?って聞かれて,ちょっと悪い(いつもちょっと悪いが)と答えたら,胃腸炎っぽいって言われた.
まじかよって思ったが,家帰った後吐いたのでマジっぽい.吐いたのなんて10年ぶりくらいな気がする.
結局この日は1日中寝ていた.夜には嘘のように熱が下がっていて,翌日からは普通に仕事は行けた. ただ,風邪は残っているので胃腸炎 + 風邪だったのだろうか.
しかし,胃腸炎はどこでかかったのか.屋台の食べ物はちゃんと火は通ってたはずだし,色んな所のトイレに行ったどこかでかかったのか. 潜伏期間は病原体によって1日〜3日らしいので,全然わからない. 飛行機でいた体調不良の人が胃腸炎だったのだろうか... 海外旅行怖い.除菌ウェットティッシュでこまめに手を拭いたりとか,どうしてもかかるときは仕方ないがまあ次回は注意しよう.
ノロウイルスとかだったら家族とかに感染を広めるのが怖かったが,大丈夫そうだった.
まとめ
台湾良かった.コンビニとかICカードとか日本と勝手が似てるし、海外旅行初心者には良い場所.
注意点は、コンビニで袋をもらえないことと、トイレに紙が無い or 流せないことがあるくらいか。
胃腸炎など病気は怖い.