虫歯 根の治療について
どうにも調べ始めると止まらなくなることがある.また,健康オタクっぽいところもあり,これらは父親ゆずりだと感じている.
虫歯で歯の治療に行ったので,せっかくなので知見を(断片的だが)まとめる.
ここに書いてある内容は,全て素人が主にネットから仕入れた情報です.誤りも多く含んでいると思われるので,参考にする場合は自己責任でお願いします.
目次:
虫歯を治す?
虫歯は治らない.
本当に軽度のものであれば再石灰化で治ることもあるが, 痛くなるくらいならかなり進行しているので,治ることはない.
なので,虫歯の部分を削って,人工物で補填するのが「治療」ということになる.
しかし,人工物はどうやっても人間の元々の歯には勝てない. どうしても劣化したり別の虫歯の要因になってしまい,再度の治療が必要になってくる.
この度重なる治療の費用のため,歯の価値は1本あたり100万円とも言われる.*1 もちろん,歯の状態が悪化するとQOLの低下も避けられない.
なので,一番重要なのは,虫歯にならないこと(予防)である. これについては後で書こうと思う.
根の治療
虫歯が進行すると神経を抜くことになる(抜髄).
神経を抜いたときに必要なのは根の治療(根幹治療)である.
しかし,日本の保険適用による根幹治療は成功率が3割〜5割とも言われ,非常に低い*2.
従って,確実に完治させたいなら,保険適用外で治療を行う必要がある.
医院によっても差があるが,保険適用外では成功率は8割〜9割くらいに跳ね上がる. (感染の有無など,患部の状態にもよる.状態が良ければ9割.)
顕微鏡を使った治療など,精度の高い治療を行う医院が「歯の治療 成功率」とかでググると出てくる.
また,学会のHPに専門医の一覧が掲載されているので,それを参考にするのも有益である. (これは歯の治療に限らないと思われる)
もちろん費用はバカ高い.治療費の合計で普通に月給が飛ぶ. (医院によっても差はあるが)
これと,後々必要になる再治療の費用と時間を天秤にかけて,どちらを選択するか,ということになる.
根に詰める薬剤
神経を抜いた穴には詰めるものの選択肢として,ゴムかMTAという薬剤があるらしい. *3
MTAのほうが費用が高く,保険適用外であるが,治療方法としては優秀だ.
聞いたところによるMTAのメリットとデメリットは以下である.
メリット:
- 神経の穴をきちんと塞げる.そのため,神経の穴の空間で菌が繁殖して再び痛みが発生することが防げる.
デメリット:
- 費用が高い.
- MTAは固まるので,万一再治療が必要になった時に骨を切る必要がある.(ゴムだと単に外すだけ)
再治療のときのリスクについては,歯のケアをしっかりしていれば再度虫歯になる可能性は低いということだった.
再治療の費用を考えた上で,私はMTAが良いと判断した.
被せ物
被せ物(クラウン)も保険内だと質が悪く,別の虫歯の原因になるらしい.
私が選んだのは,見かけはただの銀歯であるが,保険内ではありえない2〜3時間をかけて治療をする.
これによって,被せ物と歯の継ぎ目などが非常になめらかになり,別の虫歯の発生を防ぐことができる.
もちろん,虫歯の深さや部位によっても最適な被せ物は変わってくるので,どの被せ物がいいとは一概には言えない.
(余談) 痛み止め
もちろん痛い時は歯医者に行かないといけないのだが(というか痛くなる前に予防で行くべき), すぐには予約を取れないことも多いだろう.
というか下手に近くで空いてる歯科医院に行くよりは,少し先でもちゃんとして治療をしてくれるところに行ったほうがいい気がする.
そこで日常生活にできるだけ支障がないように, 応急処置的に痛みを押さえる必要が出てくる.
ここらへんはググるとたくさん出てくるのだが,代表的な対策を挙げる:
- 市販薬
- 運動,飲酒,入浴すると,血行が良くなって痛みがひどくなるので不要なものは避ける
- 冷やすと楽になるかもしれないが,氷で冷やさない。腫れがしこりになって残る(?) 冷やすなら濡れタオル程度に留める。
- 歯に刺激を与えない
- 感染に対抗するために、よく寝てよく食べて免疫力を維持する。
医師から抗生剤が処方されることもある.
終わりに
歯の治療はしたくない.でも虫歯になったらしないといけない.
ということで予防が大事なのは自明なのだが,ついつい日常生活で後手に回ってしまう... ちょっとどうにかせねば...